散らかったままの部屋 一人きり 窓を見つめてる 声にならない思い どうやって 歌にすればいい 音符に乗せるには 少し重すぎる気がして 君のとこまで泳ぎきれるかな ああ 風が吹けば 飛ばされてしまう様な 薄っぺらな紙の上に 並べた言葉だけじゃ頼りないから メロディを探している いつも 読みかけの本は 大分経つのに 積み上げたままで 次から次へ 日々は流れてゆく また今日が終わる 理由をつけては いつも後回しにしてきた 僕の心を歌いきれるかな ああ 繋いだ手の温もりさえ愛しい そんなふうに思えるのは 並んだ写真の笑顔 あどけないから 思い出を増やしてく 今も 不意に流れた 昔の恋の唄 耳を塞いで 黙ったまま もうこれから描く絵の被写体は 桜の春でも 茹だるような夏も 彩づいた秋も かじかむ指先 暖めあう冬でも ねぇ 君がいいよ きっといつまでも ああ 君のいない夜が怖いから もう歩けない 側にいて 誰より 愛してる愛してる 誰より