目を覆いたくなる傷口に 砂糖水を垂らして アイスキューブで 麻痺させたような 淡い 甘い 昼下がり 扇風機の首はちゃんと 回した状態にしておくのだよ 増幅する悪夢の粒子に 負けないように 全然痛くも痒くもないから 君は泣いたり しないでいいから 散々喚いて暴れて 泣いたら もう疲れたろう? タオルケットにくるまって眠ろう <♪> 手の届かない空見つめてる ビー玉みたいな目が好きよ 固く握った その手の平の中には 何が入っているの? 遅くなってもいいけど あんまり遠くには行かないでね 夏祭り があるんだってさ いつか 行けたら なんて 二人でこのまま 静かに暮らそう どこにも繋がらない この部屋に 君の好きな ヒナゲシが咲いたら それはもう 綺麗だろうな <♪> 全然痛くも痒くもないから 君は泣いたり しないでいいから 散々喚いて暴れて 泣いたら もう疲れたろう? タオルケットにくるまって眠ろう こっちへ来てよ <♪> もうすぐ夏だ