「またね」って手を振った 仕草が可愛かった ほんとは帰したくなくて でもそれも分かってるんでしょ? 飼いならされた僕に振り向かない君 ため息ひとつこぼれて 君を終電がさらった 終電ギリギリまで話をしたっけ 帰る方向は真逆だったね 向かいのホームで手を振る君を 遮る列車に少し苛ついたっけな 今度の休みはどこに行こうとか 何を食べようとか あれをしようとか そんな話をしたっけ 色んなところに行ったっけ 思い出の全てが君色だ ねえ、ありふれた恋を しているだけなのかな 今まではどんな人と 付き合ってきたの その中で僕は何番目くらいなの その顔も名前も体も心も 僕のものにできたらいいのにな 「またね」って手を振った 仕草が可愛かった 本当は帰したくなくて でもそれも分かってるんでしょ? 飼いならされた僕に振り向かない君 ため息ひとつこぼれて 君を終電がさらった ねぇ、大好きでなによりも 大切に思っている 今日も大嫌いなアナウンスが また鳴り響く 急ぎ足が耳障り酔って 騒いでる人に苛ついた 2人にしてくれよ 今日も 「またね」って手を振って 相も変わらずに可愛くて 帰したくなくて手を掴んで そんなドラマみたいなことは 起きなかった 飼いならされた僕に振り向かない君 ため息ひとつこぼれて 「またね」って手を振った 仕草が可愛かった ほんとは帰したくなくて でもそれもわかってるんでしょ? 飼いならされた僕に振り向かない君 ため息ひとつこぼれて 君を終電がきらった