夕暮れが来て ねむる砂浜 うつろな風が 肌をいじめて どこにも行きばのない わたしの気持ちを なおさら苦しくさせる 私が生きてきた 長い道 ほほえむことさえ 数少なくて ムムム…………… 夕暮れが来て ねむる砂浜 うつろな風が 肌をいじめて 「何故黙って出て来て しまったのかって? あんな風に云われて 私に何が云える? 貴方の気持が離れたのなら 黙って消えるしかないわ !! だって、そうでしょう !!ー 今は感覚がなくなってしまって まだ涙も出ないの。 息苦しいわ……でも大丈夫、 心配しないでー いつも別れがそこにあったのね…… もっと必至でいなければ いけなかったのね。 でも愛していたわ !! そう !! そう愛していたわ !! ー 女って素敵な恋をすると、 それしか考えないの。 でも、男と女って、 もっと自由でもいいのね。 私は今自由なの。何でも出来るわ ! 今迄は本当に 生きていなかったのね。 でも、これからは 一人で歩いていけるような 気がする !! ー」