会えないと知る人混みを おもいつめた眼差しで きみは まだ捜すつもり 夏の 終わりは 慰めの切れ端 なのに つめたい秋風が吹けば 痛い程に孤独だと きみは 嘆きを呟く 夏が 残した 悦びを 無駄にしてまで さよならを ほほえんで贈ろう 勇気を持って さよならの意味が 届くよう 顔を上げて 憶い出だけ はるかな彼方に 燃えて尽きた 炎の灰で いたい <♪> せつない夜に耐えながら 巡る季節の速さに きみは 忘れようと焦る 夏は やがては 行く先を 照らしてくれる さよならを ほほえんで贈ろう いとしさから さよならの奥で 受けとろう 次の鍵を 思惑だけ 捨ててしまえるなら 日にさらされ 褪せていく 夢の跡 <♪> さよならを ほほえんで贈ろう 勇気を持って さよならの意味が 届くよう 顔を上げて 憶い出だけ はるかな彼方に 燃えて尽きた 炎に さよならを ほほえんで贈ろう いとしさから さよならの奥で 受けとろう 次の鍵を 思惑だけ 捨ててしまえるなら 日にさらされ 褪せていく 夢の跡