悲しみと切なさの先 夕映えと見えない月 聞こえた微かな声と 雨上がりの香り 揺れている景色をただ眺めていた 張り裂けそうな程に吸い込んだ 十七時前いつもの小道 オシロイバナの言う通りかもな 変わっていく全部、全部が My friend you & I 僕ら いつか結んだ約束すらも 守れないなんて泣いていた 星を掴んで引っ張って飛ぼうか 今日は全部忘れて 欠けていく世界の中で 取り留めもないことに 落ち込んでまた傷つけた 未熟だなんて笑って 幽遠、本当と嘘の狭間で 通念、間違い探し続けるよ 空前絶後の生まれたヒビを 埋めると呟いていた 夕景、見えなくなった貴方へ 昨夜、降り出した雨の中を 行け、行け、書き殴った言葉の船よ 黒い街の上 悲しみを隠した二人 空はまたオレンジね 聞こえたあなたの声と 雨上がりの香り 照らしてくれ、倒景