美しいよ。ケロイド化した腕も、その声も。

歌詞

ぼろぼろのこの腕で 抱きしめられるのだろうか 僕にいつか大切なものができたら そんな日、来ないよな 愛したいと 思えるものがもしできても この腕の傷が醜くて、恥じて 僕は逃げ出すんだろ 美しいよ、 ケロイド化した腕もその声も 暗い夜につぶやいた「死にたい」も 弱くても生きてる、 君が生きてる証だから 美しいよ、 書き損じたたくさんの遺書たちも 死にたいけど死ねなかった夜も いいんだよ。 誇りに思っていいんだよ 泣きべそのこの顔で 笑いかけれるのだろうか 君がいつか苦しくて逃げたくて、 辛くて そんな日、来なけりゃいい 愛したいと 思えるものがもしできたら 拒まれるのが怖いから僕は 先に立ち去るんだろ 浅ましいよ、 伝えたいと思うこの自我も 心につぶやいた「愛してる」も 僕には人を愛する、 そんな資格なんかないのに 烏滸がましいよ、 愛したいと思う自惚れも 人のために生きたいという願いも 僕には自分のことさえ愛せないのに 生きたいと思えるなら いいよ、なんのためであっても 死ぬために生きるのでも いいよ、いいよ、いいよ 美しいよ、 明日死ぬって決めた君の覚悟 死ぬために生きる今日の空も 明日も、 死ねなくて生き残った君の明後日も 美しいよ、 ケロイド化した腕もその声も 死のうとして叫んだ「生きたいも」 臆病でも生きてる、 君が生きてる証だから 美しいよ、机に仕舞った 「さよなら」の文字も 死にたいけど死ねなかった朝も いいんだよ。 誇りに思っていいんだよ いいんだよ、いいんだよ。 君のまま生きてていいんだよ