生まれた街は あどけない日々 夢をそのまま 抱きしめた 時を旅する 大人になって 街も変わって ゆくけれど ここで暮らした やさしい時間は 遠くなるほどに 近くなる 駅に降りれば かすかに香る 杜の空気に 息をする こころ ほどける わたしのふるさと 揺れる 木もれ陽が 見えてくる 君と歩いた 青葉通り ケヤキだけ そのまま 大きくなって この街を守る 手を広げ 明日の空に 歌うよ 希望をのせて 歌うよ 光りの射す道で 涙のあとも 眠れぬ夜も ずっと答えを 探すけど 声にならない 言葉にできない だけど 新しい 朝は来る いつか わたしも 青くそよぐ ケヤキの木のように 誰かのために しなやかな歌を 届けたい 明日の空に 歌うよ どんなに 風が吹いても 光りの射す道で 明日の空に 歌うよ 希望をのせて 歌うよ 光りの射す道で 明日の空に 歌うよ どんなに 風が吹いても 光りの射す道で また 歩きだす