切れ目も無く飛び交っている フォーミュラ 宛先は不確定な目の前に 届かずしてぶつかり合っては 消えてゆく御守りみたいなもの 際限無く放り出している フォーミュラ 愛着の湧かない慣れた言葉 蹴落とされないための手立てに 今更振り回されないで 出口を抜け見慣れた通りで 風に当たれば 消化不良の思いも隠れ 忘れてしまうのだろう 押し潰れた思いは夜に紛れて うめく声に溶け出してゆく 明日になればフォーミュラ 排気ガスのよう かわすこともできないままに 届かずしてぶつかり合っては 消えてゆく御守りみたいなもの 流れに沿い揺蕩う雲の上 聞こえの良い言葉で満たして