桜咲く 舞い落ちる 何も無い ぼくの手の上 儚くて 優しくて 壊れそう きみみたいな花 いつもの改札を すり抜けて行くあの子はそう 輝く目をして 毎日何か掴み取って行くんだ ぼくはと言えば 何にも無い毎日繰り返して 冷えた心持ってさ 花開く瞬間探して目を閉じる 桜咲く 舞い落ちる 何も無い ぼくの手の上 儚くて 優しくて 壊れそう きみみたいな花 汚れたスパイクなら 心の奥に仕舞い込んだ 「これでいいんだよ」と 過ぎいく春の逃げ道 探してるんだろう 無くして 諦めたボール 見つけてくれたのは きみでした 春が来る 咲き誇る グランドが 風に揺れる 踏みしめて 泣き出した 溢れそう きみみたいな花 此処に在る 忘れ物 取りに来た ぼくの手の上 儚くて 優しくて 壊れそう きみみたいな花