黄昏が今 窓を染めて 夜が近づく 明かりを灯し 読み返す あの日の手紙 「いつかまた逢える」 あなたの言葉を 呪文のように 抱きしめた クセのない文字と青いインクの色 Adieu もう 二度と二度と戻れない 知ってるから いとおしいのよ 想い出は 甘いピアニシモ 心叩くの 冬の気配に 頬を寄せた カシミアのジャケット あなたの香り 揺れたようで 胸が騒ぐの つないだその手の隙間から そっと 未来がこぼれてたのに 声も出せぬまま 時間だけが過ぎた Adieu もう 誰も誰も知らない 丘の上に 逢いに来てよ 寂しさも 甘いピアニシモ あなた呼んでる でも 二度と二度と戻れない 知ってるから いとおしいのよ そう 巡り逢えた それだけで 生きてゆけるでしょう