新しい部屋に 詰め込まれた僕の荷物 足りない気がするのはなぜだろう 麻布のカーテン 日の光の奥にシルエット 探してしまうよ いないのに あなたがきていた軒のすぐ下 室外機の上にできた陽だまり 隣の街よりも遠い場所 届かないとこから応えて欲しい 空になったママレード 蓋を閉めた瓶の中に 昔の部屋が少しあるのか 左手のようにぎこちなく 風より小さく、チャイムより速く 覚えていないとこは誤魔化して 口ずさむような鳴き声のこと 夕方の雲は鉛色 あなたの頬に小さな水滴 雨釣の季節がまた来るよ 届かないとこから報せてくれ
