せめて許すものか これは僕らの罪 ズルイなあ 「ごめんね」さえ今じゃ 君にはきっと届かない まるでおぼろ桜 育てた未来はもう 笑えるほどに綺麗だ 風が揺らす 夢から醒ますように 春が来たなら 花は散るだけ 一人迎える 花吹雪 泣くなんて可笑しいや 季節が過ぎるだけ サヨナラ サヨナラ 過ぎるだけ 同じ冬に吹かれ 同じ夢で温まる 無邪気過ぎた熱が いつの間にか 火傷をさせてたね 春が来たのに 花は散るだけ 映す面影 花吹雪 憎むのは可笑しいや 思い出はこんなにも 優しく 優しく 肩を抱く お別れも可笑しいや 季節は巡るだけ なのに なのに 胸が痛むのは サヨナラ無しじゃ 終われやしない どこで見てるの この花吹雪 何もかも可笑しいや 君を信じただけ 君との明日を夢見ただけ どうしてこんな「さようなら」 いつか許せるかな きっと僕らの罪 夢を咲かすはずの蕾 奪った爪痕 撫でている