今も覚えてる あなたに恋したあの日を 傘を持たぬ胸 突然降る雨 逃げようもなく 恋に濡れてく 慣れない浴衣で 並んで歩いたあの夏も 今日と同じように 人波溢れた 賑やかな夜でした ぎこちない会話から 繋がれた手と手 汗ばむ手そのままに 見上げた色とりどりの花火 あの日この場所で 私あなたに恋をして 願えど止まらない時を焼き付けたの 右手であなたを見つめながら 空を埋め尽くす 目眩すら覚える光 鼓動と共に高鳴ってく 鈍い音は 空からの 甘い恋の知らせ 儚く散ってく あなたとの日々は夢のように さよならがくれば からっぽな心 あなたで埋まってたから 今日でこの悲しみに さよならを告げるから 全て思い出になる 忘れることなど出来なくても あの日この場所で 私あなたに恋をして 咲けど散りゆく儚さも 美しさも 少しの苦味と甘い日々も 空に舞上がる 涙とすれ違うように 強く咲いた花はきっと 明日からの 私への餞の調べ きっとこの先で 私誰かに恋をして 不意にあなたを思い出し 微笑むんだ あの日恋をして良かったと 空に舞上がる 涙とすれ違うように 強く咲いた花はきっと 明日からの わたしへの餞の調べ きっとまた 待ちわびる 甘い恋の知らせ