思い出した あの肩のなだらかさ 振り返った 瞳の奥に宿す光 目を閉じれば 触れられるほど近く 手を伸ばした 指先をただ浸す あなたから かけられた 眼差しや あの言葉の意味が なぜが 裏返った かじかんだ 手は温められないまま 思い出した 握る手の暖かさ 思い出した この肩のなだらかさ 覗き込んだ 瞳の奥の淡い光 しがみついた 手のひらをただ開く 歩き出した 振り返ることもなく あなたから かけられた 眼差しや この言葉の意味が なぜが 裏返った かじかんだ 手が爪弾く弦が 誰か 慰めた 丸まった その背中を撫でた 賽は投げられた はにかんだ 目は昔と変わらぬまま