雨上がり 夕陽色の飛沫上げ 自転車で商店街を走る 希望なんて 言葉だけじゃ感じない だから深呼吸 歌い出す口笛 下手だって構わない ただ 遣り切れぬ日々 振りほどくように 乱反射するキラメキの中へ 空だって 今 飛べる気がする 入道雲 疲れ顔で見上げてる お前いつまでも 傘差したまんまで 声にさえならなくて きっと 約束だけが繋ぎ止めてる 海を見に行く 背中に触れている 消えそうな熱 確かめながら 気付かない振りして 強くぺダルを漕いだ お前の涙 風がさらって 乱反射するキラメキの中へ そしてここから始まってゆけ 躓きながら 光の結晶に 何度でも手を伸ばす俺達