いとをかし

歌詞

君のいない朝に起きてしまった、 もう起きるつもりはなかったのに。 昨日までの素敵な思い出たちを つまみ食いつないでる。 言い忘れたこと忘れてしまった。 今日もくだらない話ばかり浮かんで 話したいことたらふくあったから 愛を歌詞にして、 届かない思いを掬ってる。 食べずに残しておいたアイス 君の好きな味ばっか残って そっけなく日々に溶かしてったら 僕も好きな味になっていたんだ。 昨日も明日も明後日も 君にアイス買って帰るのは 僕じゃないと ねえ、おかしいよ！ 君がいないと困るのに 素直になれずに強がるんだ。 今になって頭に溢れてく あぁぁぁ！！馬鹿みたいだ！ いつまで子供のままなんだ。 泣いて嫌って今なら言えるけど どうやったって二人の朝は 戻らないか。 好きな人に宛てた手紙は全部 ラブレターと君が言っていたんだ。 照れくさくて買ったままの便箋が 破れてた。 なんでだよ。！！ そう、本当は いつか書こうと思ったのに いつかが来ないのはわかってて 今になって愛を 歌詞にするくらいには あぁぁぁぁぁ！！うるさいな！！！ いつか住もうと話していた 星が見える優しい街 どこにあったんだろうか、 まだ探してる。 踊る阿呆に見る阿呆 横目、 過ぎる季節眩む斜光。 ねえ、出会いも別れも、 あの時言い忘れたことも 必然だったなんて言わせない。 こんなに思って悩んで 今日も歌にしてるんだから。 そう、酸いも甘いも 星の数ある偶然を 君に思い募らせ掴んでいた。 思い出して、涙が出そうだ。 君の隣にいたのは、 間違いじゃない。 間違いじゃない。