眩む、君がのぼせたふりして 撫でたその手と逸れてしまった。 つねる、何度も跡忘れないように 僕はまだ、背けてる。 破ってしまった ベッドの隅に落としてきた 他愛もないこと。 僕は生活の隙間に捨ててきたんだ、 全部拾って素直になれたら 瞬きもくだらない、喋らなくても そっと溢したり縺れて転んだり 君が透けてみえた気がして 今日も想ってる、 そう伝えたいけれど わがままかな。 終わりない夢の途中で 僕は寝つけず朝を逃した。 明けてもあてどなくくすぐる訳を 辿ったの。 そこは、こころの怪獣のすみか まだ僕は変われないまま 子供みたいに隠れて 夜をめくるたび会いたくなる。 変わらないよ。 君は、とめどなく優しい。 雲間に見えただけでいい。 笑ってくれてたらそれだけでいい。 今更啜っても きっと、つぐんだり素直に泣いたり 僕にはできないことばかりで 今日も想ってる、 いつか三つ編んだ先で 繋がってたら、わがままだな。 きっと解けてく。また思い出す。