「どーして?」 酔いのせい、 あなたの声が聞こえるの 「冷めないで。」 あの部屋に置いてきたのは、腕時計 あなたは時間ばかり気にしたの 終電も、おいてきたわ。 今日もコンビニで思いくらます。 いつまでも、いつまでも、 あなたの左を歩く癖が抜けずに。 いつまでも、いつまでも、 あなたの好きな味に慣れないまま。 「どーして?」 慣れのせい? あなたの歩幅が届かないの。 「行かないで。」 あの日から、追いかけていた。 グラスギリギリの思いだけじゃ、 わたしばっか、口が寂しくて。 いつのまにか あふれていた。 あなたは子供騙し、消えていく。 いつまでも、いつまでも、 あなたの左を歩く癖が抜けずに。 いつまでも、いつまでも、 いつかでも、いまならでも、 わたしの苦くて悪い癖を 飲み込んでも いつまでも、いつまでも、 あなたの口にはもう、 合わないまま。