またねがあったら会えたかな 渇いた声が漏れた 八月の合図、聞こえたら 走り出す今 街の喧騒を抜け出してきた 何者でもない僕は 弾かれたように 馴染めないのが ただ怖くて 昨日を繰り返す オレンジが青に溶ける前に 水平線の終わりを探していた またねがあったら会えたかな 波音を掻き消した 君の声だけが残ってる ああ、まだ 、ここにいる 気が抜けたサイダーみたいな恋 君の匂い、夏の風が吹く くだらない僕 らしくないよな あの日のまま 時間は止まってる 溶けてしまいそうな瞳を じっと見つめて 動けなくなってしまう またねがあったら会えたかな 閉じ込めた思い出を 忘れないでいて 愛しくて、まだ青いまま また願ったら会えるかな なんて君のせいにしているだけ またねがなくても会いたいんだ そばにいて僕は またねがあったら会えたかな 季節が変わる前に 八月の合図、聞こえたら あの日まで走る 走る