いけないことと知っていたのは もう一人の彼女を悟られること ソファーで君がうたた寝をして 僕の帰りを待ちわびてる夜も 引き裂かれそうさ どんな嘘も信じる 暖かな君を捨ててなどゆけない チェックの傘を失くしたわけを 無邪気な声で聞かないでくれ今は 最後の雨に持たせた傘を 彼女はさして一人消えていった 解放すように彼女とは別れた 燃え尽きるようにひそやかに愛した 明日あの部屋を彼女は出てゆく もう誰も愛さないと 誰か告げてくれないか 解放すように彼女とは別れた 燃え尽きるようにひそやかに愛した 穏やかな時間それもきっと愛だね 微笑んだ君を捨ててなどゆけない