鼻曲がりと言われた少年は今日も 唄っているよ 僕等に出来ない未来はないと 希望のこの歌を この世界に少年が生まれた朝に 父と母は大粒の涙を流した 2人にとって初めて抱いた我が子の 顔には大きな障害があった 思春期になった少年はある日から 「鼻曲がり」って 呼ばれるようになった 自信も友達も何もかも失い いつしか顔を手で隠すようになった 「周りの目が気になるよ なぜこんな顔で僕生まれたの?」 母はにっこりと笑って 何も言わず抱きしめてくれた その愛で ずっと守られてきたから 鼻曲がりと言われた少年は涙を 堪えたよ すぐそばで抱きしめていてくれた 愛があったから 鼻曲がりと言われた少年は歌を 唄ったよ 僕等に出来ない未来はないと 希望のこの歌を 大人になって夢を追いかけたある日 目の前に座る偉い人が言った 「その顔でテレビに出れると 思ってる?」 「夢なんて本当に叶うと 思ってる?」 握りしめた悔しさと 流れた涙に誓った この先何があろうとも この命で証明したい たとえ否定されても 僕が新しい道になる 今この身体で伝えたい どんな過去を持って生まれても そのすべてを受け止めて 一緒に生きる人がいれば 僕等は幸せになれるよ どんな未来でも掴めたよ だからもう諦めないでほしい ありのままの君で生きてほしい 鼻曲がりと言われた僕の 夢は叶ったよ 何度も心に思い描いた 未来を生きてるよ あの日流した悲しい涙も 否定された未来も 全ての出来事に意味はある だから今ここにいる 鼻曲がりと言われた僕の 生きるこの姿が 少しでも君に届けばいいな 僕ら大丈夫だから どんなに自信が持てなくてもいい 歩みは遅くてもいい その胸の想い諦めないで自分を 諦めないで 想うまま生きればいい 鼻曲がりと言われた少年は 今日も唄っているよ 僕等に出来ない未来はないと 希望のこの歌を