半分と半分が行ったり来たりしてる 砂が落ちてけば 隙間が生まれてく 半分と半分のどっちが今だったっけ 右か左かも 下か上か どうでもいいか 砂時計 ガラスの中 見てるつもりが 見られてる 星の粒になって 流れに流れて 僕は僕になって 君は君になって 月と風を知って 網戸を背にして 枯れた蓮の葉に 落ちる夜露の中にいる 半分と半分が僕らを掴んでいる 針を落とすように 誰にも気づかれず 半分と半分で僕らは泣いたりする 朝も昼も夜も 心は想いへ落ちる 風の粒になって 流れに流れて 時は僕になって そして君になって 月の陰を噛んで 網戸を背にして 枯れた蓮の葉に 落ちる夜露の中にいる 月が落ちていく 雨樋の影に