ほころびた日々 飾り立てた過去 感情のままかきむしった想い出たち そっと撫でてぬくもりを 添えてあげましょう 癒せない想いなら 一緒につながっていけるように あたたかい雨に 濡れながらあの歌口ずさんで 夢と現の間で感じるのは となりにいるあなたの呼吸と体温 そして現実 満たされる優しさと さみしさ ゆるゆると流れる時間の中 永遠なんてものにすがらないで 惜しみないいとしさを 二人紡いでいきましょう あなたが与えるもの それはまどろむような心臓の音 私が欲しいもの それはやわらかで生ぬるい時間 奏でることをやめた オルゴールみたい 愛し方も忘れるくらい自分を 苛んだあの日を もう許してあげて もしも罪と罰がほどいた時間たちを まだなぞらうのならば あらがわなくともいい 私はここにいる 心の隙間に花を かわいた夢に流れる水を 私に優しい孤独を あなたに終わらない祈りを
