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息をわけて

Track byKiki Toa

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  • 2025.12.21
  • 4:42
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歌詞

しんとした部屋 時計がひとつ ゆっくりと 夜を削ってく うつむいたまま となりに座る それだけで 精一杯だった 細いまつげに 眠気じゃない 重たいものが ぶらさがってる 何も言えない くせに心だけ ずっと なにかを叫んでた ねぇ もしも 痛みが少し わけられるなら 順番なんて どうでもいいよ わたしの方が 先でいい 息をわけて 夜をわけて きみの苦しさ 薄まるなら わたしの明日が すこし減っても それでいいと 本気で思った 祈りなんて 似合わないけど 名前を呼ぶたび 手を合わせた 神さまじゃなく きみだけに向けた ちいさな ちいさな聖歌 カーテンのすきま 朝のきざし まだ来ないでと 目をそらした 終わりみたいな はじまりみたいな 色をした空が にじんでた 「大丈夫だよ」と 言いかけたら 先にきみが 笑ってそう言うから そのたび胸に 黒いインクが じわっと 滲んで広がった ねぇ どうして 弱い方だけ 強がるんだろう 守られている ふりをしてたのは ほんとは わたしの方だ 息をわけて 夜をわけて きみの痛みが 薄くなるなら わたしの心が 少しかさぶたでも それくらいが ちょうどいいや きれいごとには できないけれど 誰かじゃなくて きみひとりだけ 救えるような 人でいたくて ずっと ここから離れなかった いつかどこかで 帳尻あって 誰かが生まれ 誰かが消えて そんな仕組みを 恨みながら ありがとうって 思ってしまう きみじゃなくて よかったなんて 最低なこと 考えた夜も そのぶん余計に 手を離さない わたしの醜さごと 握っていた 息をわけて 夜をわけて ほんとは自分を 守っていたね きみを理由に 生き残ったこと いつかちゃんと 好きになれるかな 朝が来ても 光の中で うまく笑えなくて かまわない きみと過ごした この静かな夜を まだ胸の奥で 歌っている さよならじゃない その代わりに 「またね」が言えたら それでいい 消えそうで消えない 白い吐息を そっと重ねて 息をわけてた

1曲 | 2025

このアルバムの収録曲

  • 1.息をわけて
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