君の唾液は 毒が含まれてて キスをする度 胸が痛む やむを得ない人と行く 銀座のフレンチなんかより 君とホテルで広げる ブリトーのほうが はるかに好き 優しくしなくていいよ そう自由に触れて なぞる指先 心ゆくまで揺れて くるりと後ろを向いて ほら鏡の前で もうどちらの汗だか分からない だいすき 君の唾液は 毒が含まれてて 今夜そろそろ 致死量を超えそうだ プリン味の棒キャンディ どちらが早く溶かせるか 敗北者は大人しく 君に縛られて されるがまま 明かりを消さずに今日は 言葉じゃない声で また戯れ付いて 脳がふわふわ回る ポーカーフェイスな君が 瞳を潤ませる もう絡み合う脚をほどけない 愛して 意識が飛ぶ 体のすみずみにまで 君の毒が巡る ああ苦しくて なんて幸福な気持ち このまま二人でいたい もう瞼が重い まだ名残惜しいから口づけて 最期に