散々な結末 書き換えにきたんだ ワタシの名前はハッピーエンド あなたを助けにきた 悲劇作家のブラック=ベイカーは 自身が書いた作品の中の 可憐な少女に恋をした 生まれてはじめての恋だった 悲劇ばかり書いてきた彼が 彼女のために書き綴ったのは 『ハッピーエンドという名の怪物が 悲劇の少女を救い出す』 そんなおかしなおはなし 散々な結末 書き換えにきたんだ ワタシの名前はハッピーエンド あなたを守るよ 最低な思いなんて 絶対にさせるもんか ワタシの名前はハッピーエンド あなたを助けにきた 毒入り小瓶とシロップすり替え またもやお手柄 ハッピーエンド 祝杯ムードと裏腹に なんだか不服な悲劇の少女 “不自然なシナリオ” “作為的な延命”に 「こんなのあたしの物語じゃない」 と 彼女はしずかに口を開いた 「散々な結末、 それでもいいんだよ。 むりやり迎える"ハッピーエンド” じゃ 幸せなんて言えないよ」 「悲しむことを、 恐れちゃだめなの。 あたしにとっての“ ハッピーエンド”は あたしが決めるから」 バイバイ、ハッピーエンド 納得のいく人生を! バイバイ、ハッピーエンド 悲しみにも喝采を! バイバイ、ハッピーエンド 納得のいく人生を! バイバイ、ハッピーエンド 悲しみにも喝采を! 悲劇作家のブラック=ベイカーは ハッピーエンドを消し去った 彼女の最期をしたためた、彼は 笑うように泣いていた
