散歩

歌詞

「ゴール設定が 一番重要なポイントです」 プレゼンで 何度も繰り返してきたフレーズ でもすべてがそうじゃないって 君が教えてくれた 目的地なんかなくても ふたりで歩くだけでいい これが一世一代の プレゼンテーションならば きっと僕はこう言うだろう 「今をどれだけ大切にするかが 一番重要なポイントです」 今日という日を 一緒に散歩してみよう ひとりで歩く時よりも 景色が鮮やかに揺れる 僕らの日々を 一緒に散歩していこう 未来のことはわからないけれど それが楽しい 大人みたいで 子どもみたいな君 しっかり者のふりをした うっかり者の僕 仲直りのタイミングが わからない君 仕事で余裕がなくなると ピリピリする僕 ふたりの歩幅は違うけれど 時々歩くリズムが ぴったり合う瞬間が訪れる 僕はそれが たまらなく心地いいって感じるんだ 悲しい時は 一緒に散歩してみよう 底の減ったスニーカーで 普段着のままで 楽しい時も 一緒に散歩していこう 互いの顔にしわが刻まれて 髪が白くなっても 木漏れ日の下を歩く老夫婦 あんな風になれたらいいな そんな僕の横で かわいい家を見つけてはしゃぐ君 なんでもない日を 一緒に散歩してみよう 家族や友達も誘って くだらないことで笑って 僕らの人生を 一緒に散歩していこう 隣に君がいてくれさえすれば それだけでいい 隣に君がいてくれさえすれば それだけでいい