屋根を打つ雨の音 溜息の理由ごとかき消した 蒸し暑い午後のこと 書き留めていたノート 踊る文字の中へ 遠く青い夢ごと 期待されて擬態したカメレオン 気が付けば他人事 流れるように過ぎ去った日々の その先に立った 今替えのない弦を鳴らして リズム 刻んだ 自由律 「迷い」という1つの答え 導き出したなら どうか日々が少し愛おしく思える 夜が来るまで 灯る明り消えないように 膝を抱く君へ綴る言葉 忘れかけていたこと 僅かなこの呼吸で思い出した 遠く青い夢はもう 残酷なまでに鮮やかに 色づいたけれど 今替えのない声を晒して ここに刻んだ自由律 日が昇る寂しさを今 受け入れられたから どうか君と僕が等しく笑える朝が 来るまで 煌めいた世界と嘆くよりも そこで泣く君へ続くことだ 日々が少し愛おしく思える夜が 来るまで 灯る明り消えないように 膝を抱く君へ 明日を待つ日々へ続く言葉 君とみてたあの景色 眺める場所が変わっても ここから見える月明かりも まぎれもなく綺麗