寂しさが夜の闇に溶け 風が通り抜けるAM2時 ウィンドウ開けて 降り出した雨の音を 聞くたびに忘れそうになる 光が明滅するビル街 孤独が現実だとしても それなりの日常を 失うことは怖いから 飲み込める嘘ならばいい きっと今ならば きっとあなたのこと許せるなら すべてを受け入れ 時間の流れに乗ろう そしてもう一度 そしてあなたを抱きしめたならば 記憶の中へと 落ちてゆけるから 舞い落ちる雨粒が静かに 心の水面 波紋を広げる 私はただ揺蕩うだけ 行く宛ても見えなくて 波に揺られる 鼻を劈くようなペトリコール 正しくリズム刻む ハイウェイ・ライト 何もかもがまるで過去へ 私をループさせようとするけれど 逆らえなくて 今はこれ以上 今はもう泳ぎ続けられない すべてを委ねることが できたのならば だけどそれ以上 だけど甘えるわけにいかなくて グラスの氷も 夜にとけてゆく きっと今ならば きっとあなたのこと許せるなら すべてを受け入れ 時の流れに乗ろう そしてもう一度 そしてあなたを抱きしめたならば 記憶の中へと 落ちてゆけるから