夕凪が終わりを告げ 君の髪を揺らしている 夜に向かう 海はどこか寂しかった 潮が満ちて 君もいつかどこか遠くへ 破り捨てた落書きが やけにむず痒いや 曖昧な嘘に逃げ込む 「自由になりたいな」 君がそう笑うのが 心底嫌いだった 夜の風が頬を撫でた 君の目 波の音 僕を騒がせた 夜の風が吹き抜ける 君の手 僕の手 連れて行くよ さよなら 君が夜に泣くなら 僕と海へ逃げようか 二人で砂を掻いて それでいいだろ 安全な道を行くのが こんなに辛いとは 知らなかったな 夜の風が頬を撫でた 君の目 波の音 僕を騒がせた 夜の風が吹き抜ける 君の手 僕の手 連れて行くよ さよなら