アルコールを浴びて 今日も逃避する現実 偽った笑みの裏に 隠された真実 一瞬の魔法 解き放たれた副作用 切れた瞬間が本当の素顔 今に見とけって 何度、口にしただろうか この街で弾かれた 社会不適合者 ぼんやりと何時の間にか 過ぎていく時間 また今夜も無駄に 寿命を減らした 取り返しつかない 後にさえ戻れない 枕を濡らすものが 涎でありたいだなんて 想うよりも それを願う他ない 一枚の紙切れに 嘆くしかない 落ちぶれた生き方でも 唄わせてくれ これ以上は俺自身に 嘘なんてつけない 背けない目ん玉で 見据えている 俺が死んだ時この唄が 産声を上げる 絵にもかけないような 情けない人生 小さい手の平で 掲げたい信念 どうすればいい もう消えたい 尋ねたとこで明日は 待ってくれない 死ぬ直前 後悔したくない 最後ぐらい 笑って散りたい あの日の残像を 掻き消すように 今日の日の風景を 焼き付けるように 家賃なら五千円の 風呂なしアパートでは ろくすっぽ足伸ばして 寝ることも出来ない 四畳半の部屋を 電球が彩る 色濃く残る ほんの一筋の光明 また支払いの封筒と 重荷が積み重なる 隙あらば逃げたいが 自分の罪だから 全て自己責任さ 何も文句ないぜ 涙と同時に啜った ノンフライ麺 後ろ指が突き刺さる 傷口の断片 痛みを悼むよりも 甚振られる日々だ 時の歯車ってヤツは いつから狂った 正常に戻したいが とどまることを知らない 涙腺が緩めば もう一度結び直す 次こそは解けないと 固く誓う 感情を押し殺して 生きるのは辞めた 秒針の音 刻んだ沈黙の狭間 絵にもかけないような 情けない人生 小さい手の平で 掲げたい信念 どうすればいい もう消えたい 尋ねたとこで明日は 待ってくれない 死ぬ直前 後悔したくない 最後ぐらい 笑って散りたい あの日の残像を 掻き消すように 今日の日の風景を 焼き付けるように 本音や表情を 隠してきた白いマスク 酷い逆風に 飲まれながら一人歩く 手繰り寄せる言葉 想像を具現化 出来れば楽だって全て シュレッダーに捨てた ご存知の通り借金が 募るありさま 膨れ上がる風船が 宙に舞ってくれない クズすぎて笑えない そんな日常に 嫌気が差して 感じてきた憤り さて、こっから どうプラスに戻せるか マイナスが多すぎて ゼロすらも見えねえんだ 短いしけもくも 一吸いほどで無くなる Eランプ点灯の 車を走らせる 購入したechoと 九十円の緑茶 財布の中身も 完全に底をついた ヨレヨレのTシャツと 汚れきったコンバースで 今日も町に繰り出す 行く宛てもなく 絵にもかけないような 情けない人生 小さい手の平で 掲げたい信念 どうすればいい もう消えたい 尋ねたとこで明日は 待ってくれない 死ぬ直前 後悔したくない 最後ぐらい 笑って散りたい あの日の残像を 掻き消すように 今日の日の風景を 焼き付けるように 最後に掴むものは胸ぐら じゃなくてこのマイク でもなくて誰かの手の平 冷え切った手を 温もった手が繋ぐ 金持ちも貧乏も 皆、土に帰る 差し押さえ通知さえ もはや板に付いてるが 膝だけはもう二度と つかないと言い切る あの世には金は一銭も 持っては行けないから せめて俺の言葉だけは 地球上に残す 真っ直ぐな想いを 心の臓目掛け 振り被ったものの いとも簡単に弾き返される 打たれたピリオドが 描いた放物線 確信があの バックスクリーンに 突き刺さる ただ呆然と 立ち尽くしていたあの日 遊びから本気に 変わった瞬間さ 地獄の淵で泣いて 彷徨ったことすらも 天国の仲間に 笑って伝えたい 絵に描いたような 壮大な人生だなんて 俺のような凡人には きっと割りに合わない でも逃げない 今日生きたい 今、孤独でも明日を信じたい 死ぬ直前、後悔したくない 最後ぐらい笑って散りたい あの日の残像を 掻き消すように 今日というこの日を 忘れぬように