痺れを切らした熊蜂が あなたを突き刺すとんだ未来視 いてもたってもいられぬ様と 可愛げな悪意にアナフィラキシー ひどく澱んでいった視界に なま温い悪夢を孕んだ これがどうか正夢にならぬよう この世に蓋をしてしまおうか あなたの悪い癖だね それも愛せというのでしょう ご心配ない慣れているから 朝の匂いと共に閉じるその眼を ざわついたその胸の中に あなたはいない空っぽの未来 いじらしいその一言なんて 浮ついてまだ足が着かない こんな気持ちに明後日はこない 喧しさが耳に残って しょぼくれたその視線に 何か落としたような気がして これがどうか正夢にならぬよう 頬をつねり確かめ合って あなたが嫌いな癖に それもまだ口にはできないね ご心配ない慣れているから 慣れているから 慣れているから お先に あなたから言って なにも変わらないんだろうから 同じに 見えるあたしらは 所詮何者でもなかった お先に あなたから言って なにも変わらないんだろうから 同じに 見えるあたしらは 所詮何者でもなかった あなたの悪い癖だね それも愛せというのでしょう ご心配ない慣れているから 朝の匂いと共に消えるあなたを