悲しい通り雨を 越えた先に見える空 縦に伸びる雲が 夏の日のスクリーンを彩る 憂鬱でからっぽな心には 投げ出された夢の跡 遠くへ響かせるメロディライン 背伸びしたら届く きっと 大空の果て ときめきと走ってゆく 蝉しぐれ 風の音がしたら ここに青空ポートレート 黄昏染まる頃 鳴き続けるヒグラシの唄 重なり合う色が 真夏の照り返すモノラル ルーズでへたっぴな生き方が 丸い地球の広さに 孤独ごと飲み込むフォトライン 焼き付けるよ いつの日にも 大空を越え きらめきを追いかけてく ひまわりと夏の音がしたら ここは青空ポートレート 大空の果て ときめきと走ってゆく 蝉しぐれ 風の音がしたら ここに青空ポートレート