足りないモノを 埋めてくみたいに 並べた嘘で 苦しくなる 重なる影にのまれて戻れない 鳴り止まないサイレンも掻き消した 巡る穏やかな日常と優しいその声が 全てを満たしてた 今は何も映らない 足りないモノを 埋めてくみたいに 並べた嘘は 崩れ落ちて 形なくした ふたりに残った 救われない結末に わざとらしく笑う 滲んだ目の中で 何度も触れて 離れたその手も すぐに忘れるくらい きっと 確かなものは ひとつも無かった もう何も映らない 足りないモノを 埋めてくみたいに 並べた嘘は 崩れ落ちて 形なくした ふたりに残った 救われない結末に わざとらしく笑う 滲んだ 目の中で もう何も映らない