テーブルの上 ばら撒いた緑黄色 どれもこれも 流言飛語を和えて僕は噛んだ 舌の上で踊った 転がして骨の奥を 無味無臭にして絶えず飲んだ 点滅信号の直下 行き交った誰も彼も 後ろめたそうに夜を噛んだ 矢継ぎ早に通りを去った 対向車のライト 薄氷だった会話にヒビを刻んで 大抵 くすねた体で改訂 磨く 磨くんだ 大抵 似合わない服で改訂 磨く 磨く柄の方 テーブルの上 ばら撒いた心外な懐古 待ちぼうけになっていた夜に僕は 噛んだ 一挙手一投足で入り浸った廃墟 対抗馬はいつだって 明日の僕で 大抵 くすねた体で改訂 磨く 磨くんだ 大抵 似合わない服で改訂 磨く 磨く柄の方 旋回 踊って 旋回 揺らいで 旋回 祈って 作った剣先で 僕は見渡すよ 大抵 薄めた言葉で改訂 慕う 慕うんだ 大抵 解けた言葉で改訂 慕う 慕う手の奥 旋回 踊って 旋回 揺らいで 旋回 祈って 選んだペン先で 僕は描くよ 次の時代を 旋回 踊って 旋回 揺らいで 旋回 祈って 描く線の世界で 僕は話すよ 刃のない僕の間で 朝に捨てるはずだったクレイモア 朝に捨てるはずだったクレイモア