さよならだって笑顔だった 君はどんな時に泣くんだろう 足りない僕らは 恋をして生きていた 哀秋に詠う 秋晴れに似た 君に似合う歌を 遠い街でも 口ずさみ歩いた 煮え切らない気持ちなんて あの季節に置いてきたんだ 僕の言葉がふわり 金木犀の香りに かき消されてく 震えるように止まらぬように 駆け抜けた茜の空 さよならの前に愛してる どれだけ言えたかな 流れるように踊るように 秋風が君を奪い去る ごめんね今だけは 昔の僕になって 泣いてもいいかな 使い古した フレーズもコードも全部 君が語れば新しい 瞬間にドラマに生まれ変わる 何もかもが奇跡だった 短すぎる青春だった ひとつ旅の終わりは 次の季節の始まり また歩き出そう 染まらぬように零れぬように 手をかざした茜の空 誰にでも優しい君よ 元気でいておくれ 誤魔化すように急ぐように 秋風が僕を置いて行く ごめんね今だけは 君のことを想って うたってもいいかな ララララララ 足りない僕らは 恋をして生きていく 哀秋に詠う