狭いこの部屋 飛び出して 履き潰した靴を 蹴り出して 何処か知らない街角で 今日も歌い出すんだ 君に僕の歌声は 届いてるかな タイムシートは夜の10時 疲れ果てたあの夏の日々 いつの間にか追われていた 忘れ草にしとしと頼るぼく くだらない暮らしが続いてた 絵に描いたような日々を繰り返して 酒で流す記憶 仲間との夢の話しも 脱ぎ捨てた二十歳のころ ガムシャラな匂いが こだまして 過去(むかし)の想い出をなぞれば 味気のない歌ばかりで 今日も歌っていたんだ 瞳を閉じれば 懐かしい声が聞こえる 淋しいアスファルト さすらう男たち 週末なのに靴音は少ない でも今夜も歌うのさ 届いても届かなくても 立ち止まってくれた ひとはゼロ。 雑踏の中に whisky way! 胸の奥で鳴り響いてた 改札の前で待ち合わせて 午後6時の街に紛れて 狭いこの部屋 飛び出して また一歩 一歩を踏み出して ガムシャラな匂いが こだまして 履き潰した靴を 蹴り出して 何処か知らない街角で 今日も歌いたいんだ 君に僕の歌声は 届いてるかな