耳から脳天まで突き抜けるような 潮騒が 僕に僕の声を投げかけるのを押し 止める 時と共に流れて 回る雑踏の中で すれ違ってしまった いつからか どれだけ振り回されても 馬鹿みたいに正直な 心臓を掴んで離さない 答えを出せてなくても 真っ直ぐに信じ続ける気持ちを 手放さないで 何かを夢に見て 嫉妬の波に溺れていたら 好きなものにすらも 裏切られてしまったようだ 時と共に流れて 回る雑踏の中で すれ違ってしまった いつからか 見上げれば眩い空模様 自分の居場所を探して水平線へと 向かう この海の広さなど 知らなくてよかった どれだけ手を伸ばしても 掴めない明日明後日も 必ず迎えにきてくれるから 答えを出せてなくても 真っ直ぐに信じ続ける気持ちを 手放さないで どれだけ振り回されても 馬鹿みたいに正直な 心臓を掴んで離さない 僕の涙もいつか枯れるように もう一度笑えるように