両手をひろげて 風に流されてみた 自由になれた気がして 無理してたことを知る ふと思い出すよ 悲しい雨の色を ときに慰めるように 虹がかかり 語りかける そっと 忘れないで 忘れないで やさしかったあの空を 忘れないで 忘れないで 笑い合ったあの声を 真っ白な紙に 滲んだ暗い影を 拭い去れずにいるのは その痛みにも 支えられているから 忘れないよ 忘れないよ 苦しかったあの日々も 忘れないよ 忘れないよ 素直にただ泣けたことを 重ねた絵の具が輝いている 僕だけの色が ほら 空に 染まるよ 忘れないで 忘れないで どんなときも いつでも 思い出を ぬくもりを 走り抜けたあの頃を 両手をひろげて 風に流されてみた なつかしくそよぐ過去が やさしく背中押した 明日を描いて行こう