悲しみの果てに 見えた希望の名は 混迷の淵に さした光の名は 「さよなら」その言葉に潜んだ 悲しいやさしさを知りました 「ありがとう」 人を愛することの 痛みに気付きました アナタの上にも 僕の上にさえ 分け隔てなく 静かに夜は 舞い降りてくるのでした 恋の夕暮れを 彩る花の名は 夢の間に間に 霞みゆく君の名は こぼれ落ちた涙の数だけ 安らぎがそこにはありました 打ち明けた真実の数だけ 偽りがありました もう二度と戻らない もう二度と帰らない 痛む心も 眠れぬ夜も 流れ行く日々の彼方に 些細な喜びを積み上げて 人はそれを「幸せ」と呼んだ この星にあふれる 幾億の孤独に気付きながら 無限の未来に 震える心は 混沌の中 それでも強く その名を求め続ける 希望の名を 光の名を 花の名を そして君の名を