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六畳一間に水を満たして 底で眠っている僕です 静かなのに濁っていて うるさいのは 明け方の窓に完全な真空が 押し寄せるからです 青くて遅い 遠くて親しい きらめいている きらめいている 水を飲み込み酸素を吐き それを呼吸とする僕です 愚かなのに光っていて 揺れないのは 真夜中の窓に終末の爆音が 届いているからです 青くて鋭い 遠くて親しい きらめいている きらめいている きらめいている きらめいている きらめいている