明かりが落ちて 煙るステージの上 「ここからじゃ遠いなあ…」 目を凝らして 割れるような拍手と 転がってくビート それだけで呼吸すら忘れるほど ねえ 早く教えて この夜の秘密を 世界中で僕しか知らない くたびれた日々をくぐり抜けて 見つけたのは耳鳴りと醒めない夢 もう少しだけ あともう少しだけ 掠れた声で何度も叫んだ 聞こえたかな 明かりが点いて 背を向ける人の群れ 熱を残したまま 魔法は解けて ここに立ってたのは 一体誰なんだろう 繰り返すたびにわからくなっていく ねえ 誰か教えて これは玉座か首吊り台か この地獄は 僕しか知らない くたびれた日々を塗りつぶしてく この音を止めるのが何より怖い もう少しだけ あともう少しだけ 絞り出してでもどうにか歌うから 聞こえるかな あの日のことなら 何故かずっと覚えてるんだ 君はちょっと寂しそうで それはきっと僕しか知らない くたびれた日々をくぐり抜けて どこまで行けば僕らは また会えるかな もう少しだけ あともう少しだけ 近付けるのならきっと聞こえる 聞こえるから