失くしたものを 探しに行くよ いつか二人で 歩いた道を 時の隙間に忍びこむ いたずらな風 懐かしいあの人の声に聴こえる 胸躍らせた 春は駆けゆく 移る景色を ささえきれずに 言葉なくして眼を伏せる あの日の二人 見つめてたカナリヤは今も歌うよ 雲は往く 空の果て 遥かな 記憶を さまよう あの日に 誘うよ あの日に 誘うよ 失くしたものを 探しに行くよ 錆びた時計の 針に触れても 指の隙間に確かめた 穏やかな日々 夢に咲く花のように淡くはかなく 遥かな 記憶を あの日に 誘うよ あの日に 誘うよ あの日に 誘うよ