夜が流れてゆくささやきながら 重ねたグラスの中で 氷の揺れるひびき もう逢えないと お互いわかりかけてる 君の瞳の奥に通り過ぎていった なつかしい思い出見えて 見つめてくるその目を 黙って促すように 通りへ送り出してた Taxiのウインカー近づいてくる 楽しかったあの頃は 約束に触れ合う指 同じさよなら もうためらうこともなく 夜が二人のために 何かもたらすのなら 今すぐに引き留めるけど このまま潔くガラス越しの視線を 背中で遮るほうがいい つま先が最後に消え 閉まるドアの音がして 僕はもう歩き始めてた ひとつめの信号を 左に曲がってゆく 何もかも変わらないまま