シルバースター明け方の三号線を 滑っていった 美しすぎて涙が出た 俺は汚らしかった シルバースターみじめな俺のことは ひき殺しておくれ いつものように酔いどれて まだお金が欲しかった 黙ってないで話しておくれ 昨日のことでもなんでもいいから 終わったような目をしないで あすからちゃんとするから 閉じているその口はかつては あんなにしゃべっていた 黒ずんだスニーカーで 歩いて行った俺の目の前を シルバースター明け方の 三号線を滑っていった 美しすぎて涙が出た 俺は汚らしかった 残ったものはこの歌だけさ それも明日には嘘に聞こえて そしたら何を歌えばいいの 流行りの歌でも歌えばいいの あんたの歌は白白しいよ いつまでそんなの歌ってるの 駅前の販売機最後のお金で コーヒー飲んで 青白い蛍光灯飽きることなく 見詰め続け くちびるはひび割れて かすれた口笛話にならず 黒ずんだスニーカーで 歩いて行った俺の目の前を シルバースター明け方の 三号線を滑っていった 二三歩四歩追いかけて 俺は追いつけるのか