泣き疲れて眠ったおまえを 残し部屋を出た 遠く海が見えたあの都会は やがて朝だろう いつかは背を向けるのが 愛だと思った俺さ 心にあの日の風が吹き抜けてゆく 時の子午線超え さびつくKeyをにぎれば 海辺のBarは長い夜 濡れたボードウォータ 波音と思い出が どこまでも追うよ 俺を待ってひとり夜明けまで ドアにもたれてた 一途なそのやさしさを 今でも忘れはしない すべては帰らぬままに 通りすぎてく夏の幻か おまえが幸福ならば 苦くはないさ寂しさも 心にあの日の風が吹き抜けてゆく 時の子午線超え おまえの 幸福を祈る 海辺のBar は長い夜