雨が降る河のほとり 朝から歩き疲れ 錆びついたスクラップの トラックに潜りこむ 雨宿りに 凍えたからだは寒く 唇を噛みしめては 想い出すさ I don’t wanna be heartache I don’t wanna be heartache 時が過ぎてゆくことは やるせないことさ 吹きすさぶ風にすがり あてもなく揺れるだけ 桟橋で船出を待つ 朝日さえもう二度と 昇らないドックの片隅で 埃まみれのボートを 見つめているのさ I don’t wanna be heartache I don’t wanna be heartache 俺の影は痩せて そう口ごもるさ 港のバーの止り木で羽根を休める タフが取り得のセーラの背中でさえ 小さくて やけに淋しく 映って見える夜さ 週末の街を離れ 街並みを見下ろせる 安モーテルはVacancy 鍵さえ壊れている 雲空に 街並みは遠く 暗闇の中 独りで膝をかかえて I don’t wanna be heartache I don’t wanna be heartache 霞んでいる月にそう話しかける I don’t wanna be heartache I don’t wanna be heartache