風に烟る月の 光に揺らめく 姿を化す花は 水鏡に映ろう あとえど仮初めなら 千代への糸を紡ぎ 人ならぬその身を 永久(とわ)に咲けと祈る 唯 想いは清かに肌を染めて 散り初む命の 定めと知る 溢るる泪の 雫に揺れ 露の恋に 散るひとひら <♪> 禁(いさ)めの恋ならば その手に手折られ 後世(のちせ)は二重にと 月読に乞い願う 躯は満つる闇に 花へと還ろうとも 此の腕を柩に 夜を裂いて詠う 唯 想いは清かに肌を染めて 散り初む命の 定めと知る 溢るる泪の 雫に揺れ 露の恋に 散るひとひら <♪> 唯 想いは清かに肌を染めて 散り初む命の 定めと知る 溢るる泪の 雫に揺れ 露の恋に 焦がれ消ゆるとも 弓張りの月が円む様に 散り逝く命が廻るのなら 朝明(あさけ)に水沼(みぬま)の 畔に咲き 巡り逢える今一度 <♪>