見つからないように隠し 込んでいたもの ひっそり目を盗んで 一人遊びしてたの カモフラージュ 夢見てるね 鏡の中のヤツが言う 耳を塞いで無視してた 陽炎のように ゆらゆらゆらゆら揺らめいてる 狭いこの部屋でうずくまってる それでも話したい 雨が降る 弾け飛ぶ 水溜り 映し出す いつの間にふわり香る 潮騒に引き寄せられたまま 深く潜りたい 私の呼吸が止まるまで あなたが居るから 思いつきで言ってみる 心を締め付けた視線 答え合わせずっと ここから消え去りたい パブロフの犬 焦る鼓動 胸が苦しいから叫んだんだ 声につられ 目を開ける 走り出していた 登り坂 駆け上がる 息切らし弾んでる 丘の上 街見下ろし 青い屋根まであと少しだから 僅かの間 素直になれる魔法をかけて あなたに伝えたい はやる思い 何から言おうか迷って 当たり障りないことばっかり ああ 鏡の中の私が指差して笑ってるな 粉々に捨て去ったから 聞いて 薄闇に覆われる どんな顔してるかな 困らせてしまうなら 足早に立ち去りたいけれど あなたの声で私の息の根を止めて 震えてる 雨が降る 大粒だ 二人だけ包んでく いつの間にふわり香る 潮騒に飲み込まれたまま 深く眠りたい このまま沈み続けてもいいから 溺れさせて あなたの目に映ってる